異文化を理解する二つの視点:文化の違いと経済成熟度

最初のブログに書いたことがある(http://chinajapan.blog116.fc2.com/blog-entry-1.html)。それは異文化コミュニケーションというのは、言葉だけではなくて、物の見方や他人(この場合は外国人)にたいする接し方が重要であるという点である。その接し方という点で非常に共感を覚えたのがこの書評ブログである。読売新聞、書評のブログhttp://blogs.yomiuri.co.jp/book/2007/11/11_ddc6.html元・天津伊勢丹社長が著したユニークな...
元中国伊勢丹社長の異文化コミュニケーション



今日は先日書いた文化の違いについての考察の続きです。

文化の違いについて、Aという文化とBという文化を単純に比較することはよくあります。たとえば先日引用させていただいた読売新聞のブログには以下のような文章があります。

「話の核となっているのは、中国人と日本人との間の“埋めようもない価値観ギャップ”のこと。例えば、氏が車中で出くわしたこんな目撃例──「右折の際に角に屋台が出ているのに気がつき、交差点内に停車して、車の窓から(右側通行)買い物をした」著者はこれを“スロー・ドライブ・スルー”と表現し、いらつきながらもその風土を愉しんでいる。」
読売新聞、書評のブログ
http://blogs.yomiuri.co.jp/book/2007/11/11_ddc6.html元・天津伊勢丹社長が著したユニークな中国人観察記

要するに日本文化と中国文化を比べてるのですが、それ以上に発展途上国としての比較も必要だと思います。すなわち日中間の違いというよりも、先進国と途上国として比較した方が(たとえばスロードライブスルーなどは)理解しやすいと思うからです。

自称発展途上国エキスパートとしては、途上国における“ありえねー話”は数え切れないほど体験してきました。お客さんの行きたいホテルではなくて、自分にコミッションを払うホテルに連れて行くタクシー運転手。シャワー室にうんこが落ちてるホテル、などなど(そういえば警官にお金を盗まれたこともあります・・・・)。挙げていけばキリがありません。

しかしこのような相違というのは文化としてではなくて、その国の社会的・経済的成熟度(=各個人がどれくらい自分の仕事を忠実にこなすか)として理解すべきケースが多いと思います。すなわち日中の価値感や文化の相違というのは、中国がお金持ちになるにつれて少なくなってく物も多いと考えたほうが自然なのです。(当然ずっとなくならない文化的相違もあります)。個人的には上記の“スロー・ドライブ・スルー”なるものは将来的にはなくなっていくと思いますがいかがでしょうか。別の言い方をすると、他文化を理解するには、1)純粋な文化的相違と2)経済的・社会的な違いからくる相違、の二つの視点が必要だということです。

山本竜二

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タグ : 異文化コミュニケーション 中国社会 文化

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